2026. 08. 29 お知らせ 塗装できない屋根「パミール」とは?プロが教える劣化症状とカバー工法
塗装できない屋根「パミール」とは?プロが教える劣化症状とカバー工法
ご自宅の外壁や屋根の塗り替えを検討して業者に見積もりを依頼した際、「お宅の屋根は塗装できません」と言われて驚かれたことはありませんか?実は、スレート屋根(コロニアル・カラーベスト)の中には、塗装メンテナンスが全く意味をなさない屋根材が存在します。その代表格が、ニチハ株式会社が製造していた「パミール」という製品です。今回は、なぜパミールは塗装をしてはいけないのか、その理由と見分け方、そして失敗しないための正しいメンテナンス方法について、相模原市の塗装専門店である私たちがプロの視点で詳しく解説します。
塗装できない屋根材「パミール」とは?
パミールは、大手建材メーカーのニチハ株式会社が1996年から2008年にかけて製造・販売していた屋根材です。当時は、健康被害の問題から「アスベスト(石綿)」の使用が厳しく規制され始めた時期でした。パミールはその規制に対応した「ノンアスベスト屋根材」の先駆けとして広く普及しましたが、後に耐久性の面で重大な問題があることが判明しました。通常、屋根材は30年程度の寿命を想定していますが、パミールは築10年〜15年前後で深刻な劣化症状が現れ始めることが多いのが特徴です。
なぜパミールは塗装をしてはいけないのか
結論から申し上げますと、パミールに塗装をしても「数年で塗膜が屋根材ごとボロボロと剥がれ落ちてしまうから」です。屋根塗装は本来、屋根の表面を保護するために行います。しかし、パミールの場合は表面の塗膜ではなく、屋根材の「基材(中身)」そのものが層状に剥がれてしまうという致命的な欠陥を持っています。どれだけ高価で高性能な塗料を塗っても、土台である屋根材自体がめくれてしまうため、塗膜と一緒に剥がれ落ちてしまいます。これでは大切なお金が無駄になるだけでなく、屋根を保護するという目的も全く果たせません。
プロが教えるパミール屋根の見分け方と劣化症状
ご自身の家がパミールかどうか、屋根に登るのは非常に危険ですので、以下の特徴に心当たりがないかチェックしてみてください。
- 層状剥離(そうじょうはくり):パミールの最大の特徴です。屋根材の先端部分が、まるで「パイの実」や「ミルフィーユ」のように何層にも重なって薄く剥がれてくる現象です。庭先に薄い板のような破片が落ちていたら、パミールの可能性が非常に高いです。
- 釘の腐食(サビ)とズレ:パミールを固定している専用の釘が、メッキ不足により非常にサビやすいという問題を抱えています。釘が錆びて折れると、屋根材がズレたり、強風で落下したりする恐れがあり大変危険です。
- 白い斑点や色あせ:全体的に白っぽく粉を吹いたようになったり、築10年を過ぎて急激に表面がボロボロになってきたりします。
パミール屋根に最適な2つのメンテナンス方法
塗装ができないなら、どうすればいいの?」と不安になりますよね。パミールの場合、私たちが推奨する選択肢は2つです。
- 屋根カバー工法:今のパミール屋根の上に、防水シートと新しい軽い金属屋根(ガルバリウム鋼板など)を重ねて被せる方法です。古い屋根を剥がさないため、工事費用を抑えられ、工期も短く済むのがメリットです。
- 葺き替え(ふきかえ)工事:今のパミールを全て撤去し、新しい屋根材に交換する方法です。屋根の下地(野地板)の傷みまで確認・補修できるため、最も安心な根本解決となりますが、撤去費用がかかるためコストは高くなります。
相模原市周辺でパミール屋根の診断なら株式会社宮崎塗装へ
私たち株式会社宮崎塗装では、無理な営業や「今すぐやらないと雨漏りする」といった煽りは一切いたしません。パミールのような特殊な屋根材は、正しい知識を持ったプロが正確に診断することが何より大切です。私たちは「安心の見える化」として、ドローンや高所カメラを用いた詳細な診断書、同一画角でのビフォーアフター写真などをご提示し、納得いただけるまで丁寧にご説明します。「うちの屋根は塗装できるのかな?」と少しでも不安に思われたら、地域密着40年以上の私たちにお気軽にご相談ください。
お問い合わせ
パミール屋根の診断や、お住まいのメンテナンスに関するご相談は、株式会社宮崎塗装へお気軽にお問い合わせください。創業40年以上、相模原市を中心に自社完結体制で「人の心に残る」誠実な施工をお届けします。お電話(042-783-2752)はもちろん、LINEでの無料相談も承っております。
